2008年9月4日木曜日

スローはファーストかもしれない。

最近、ゆっくりする機会が増えたようにも思う。実際今こうしてブログなど書いていたりする。
とはいえ、こなしている仕事の量×品質・・・成果みたいなものは、かえって総量が増えたようにも思う。
ニュアンスが微妙なのだが、ゆっくり≒スローだとすれば、一定のスローが生活時間内にあると、
仕事や行動はファーストかもしれないと感じていたりする。要は今やりたいことをやろうと思えばやれるわけで
大事なタイミングを逃さないし、その気になってやれるわけである。

以前某社で秘書をしていた頃、同期の友人と深酒していたとき。彼が言った言葉がまだ記憶に残っている。
「社長秘書ってさあ、寿司屋の板さんみたいだよね。客の注文があればすぐ応えてパッとだしてさ。それが終わったらまた立ってる。忙しくっちゃあいけない。立ち様が忙しく見えてもいけない。どこか常に余力を残してるみたいにさ・・・。」
二人で寿司でも食べてたのだろうか?
『なるほど、そうだ。。。』 そう思いながらも、こういう立ち方は、当然おいそれと真似できるものではない。

時々伺う天ぷらやの親父は、店を一人で切り盛りしているが、客其々の進み方・表情、鍋の中のひとつひとつの揚がり具合とが絡まって動いている。過日は飽き始めた4歳の子供の変化を、いの一番に見抜いて見せた。いつもながら目配せの確かさはたいしたものだと感心させられる。客の我々一人一人が、鍋の中にある具材みたいに見えているんだろうか~(笑)

少し寒くなってきたし、秋の食材で天ぷらも良いかもしれない。

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