2008年9月7日日曜日

『私はあなたとは違うんです!』は流行して欲しい。。。

一国の総理が、あっけなく辞任するのは理由はどうあれ、納得がいかない。

しかし、会見で残した『私はあなたとは違うんです!』という言葉。 この国が抱えるある種の病理のようなものに、なかなかいい処方箋なのかもしれないと 思いながら聞いていた。自分は政治音痴だし、詳しいことは分からないが、福田総理本人は、 どこかの局面で使いたかった最たる言葉じゃなかろうか・・・と邪推している。

その昔、盛田著『NOといえる日本』という本が流行ったことがあるが、 国際化が進展する中で、アイデンティティを守り、友好関係を築くために、 日本人の精神性にもっとも欠けているものを、象徴的言語として表現した・・・ のだと思う。
『あなたとは違うんです!』という言葉も、使われる局面がいささか小さかったが、根源的な意味は近しいだろう。

『地球はでっかい泥団子みたいなものだと思う。二色の泥が絡み合いながら マーブル模様になっている。これが戦争のない世界じゃないんかな?』 洞爺湖サミットで、とある左官屋さんが言ってた。 国家の枠では理想論かもしれないが・・・スタンスはそうありたいもんです。

違うものは違うと言う。
これはお互いがお互いを理解し、共に成長する関係性を作るためには 通らねばならないスタート地点でもある。

この言葉が流行語となり、
国際化の波に戸惑う日本国の。そして、、
真の自由や、社会との襞合わせに戸惑う日本人のための。
ひとつの契機になって欲しいと、勝手に願を掛けている。

家庭で、学校で、会社で。
『私はあなたと違うんです!』
何だかワクワクして楽しいような気がする・・・のは自分だけだろうか?

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